Trinityのがぶ飲みブログ

横浜市青葉区新石川、東急田園都市線たまプラーザ駅にある隠れ家的なワインバー“Trinity Wine Lounge & Cafe”です。  ここでは、日々の出来事やワインに関する情報を紹介していきます。  

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勝沼見学!2

フジッコワイナリーをあとにした一行は、ランチを済ませたあと「中央葡萄酒」さんにやってきました。

ここは「グレイスワイナリー」という名前で、日本で初めて国産ワインを海外に輸出したワイナリーとして知られています。
建物の中は試飲、販売用のカウンターや、商談用のテーブル、ワイン関連の書籍やグッズなどが並び、ちょっとしたギャラリーのようです。

そこから車に乗り、高台にある「鳥居平」のブドウ畑に案内してもらいました。
ここは南向き斜面の中腹に位置しているため、日差しと水はけに恵まれています。
グレイス以外のワイナリーもここ「鳥居平」に畑を持っています。

ここグレイスでも2009年の収穫は大成功だったそうです。

「収穫時のブドウの糖度は23度まで上がりました」

我々素人には23度というと糖度がどのくらいのものなのか、いまいちピンと来ませんでしたが「宮崎県産の高級マンゴーの糖度が16度」と聞いて、いかに2009年が恵まれた年かというのが分かります。

その後、ワイナリーに移動してテイスティングとなりました。
担当の方が詳しい説明を添えてくれました。
やはり、先ほど見せてもらった「鳥居平」のワインが気になります。

グレイスでも鳥居平の他に6種類、合計7種類の甲州を仕込んでいますが、どのワインも個性豊かです。
特に「鳥居平」は香り高く、繊細な果実味と酸のバランスが優れています。

「ワインは食事と共に楽しむもの。料理の味を壊してしまうようなものではいけない」と担当の男性。

これに関しては、生産者、ソムリエ等の販売者、消費者それぞれに様々な考え方があると思います。

「卓越したワインは料理無しでも強い個性をもって飲み手を満足させてくれる」
「最高の料理は、ワインとのマリアージュによって完成する」
「料理を舞台の主役に据えるなら、ワインは名脇役に徹するべき」

どれも正解です。

これから、甲州ワインが世界のワイン市場に参入するためには、どの正解にも当てはまるワインになる必要があるように感じます。
もともと多産種である甲州の収量を減らし、ブドウの糖度を上げ、より高品質なブドウ果実を得ることによってしか、美味しいワインを造る道はありません。

そのためにはワイナリーでの醸造技術の向上はもちろん、栽培技術、とりわけ農家の人々の意識の改革が何より必要になって来るでしょう。

「国産ワインの品質の向上が目覚しい」とあちこちのメディアで見かけるようになり、国産ワインに注目が集まっています。
いわゆる「ニューワールド」と言われるような新興生産地が、ヨーロッパ系のブドウを移植することで各々の個性を表現しようとしているなか、日本には「甲州」という独自のブドウ品種があるというのは、大きなアドバンテージであると感じます。

だからこそ、「甲州」の故郷である「勝沼」に大いに頑張って欲しいと期待を寄せてしまいます。

しかし、もっとも大きな鍵を握っているのは、我々消費者です。
日本のワインを購入し、味わい、評価する。
日本のワインは他国のワインと比べて、何が優れているのか、何が足りないのか、それを言う権利があるのは実際にそのワインを購入した者だけです。

日本のワインの品質向上を望むなら、まず買って飲むということが大事です。
2009年は勝沼の当たり年です。

早いワイナリーはすでに2009年のワインを瓶詰め、出荷しています。
今年の新酒をぜひ味わってみて欲しい。
それを伝えるのもソムリエの大事な仕事なんだ。

そんな話で盛り上がりながら、帰路についた一行なのでした。
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http://www.trinity-wine.jp/
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